ワインレポート

RECAREDO Turó D’en Mota
レカレド トゥロ・ダン・モタ

■熟成期間136カ月超のプレミアム・スパークリング

ハチミツ、ナッツ、カラメル、ハーブのアロマ。エレガントであり、果実味があり、ミネラルも感じられる、自然のバランスが保たれた味わいは絶品です。
3代目醸造家のトン・マタ氏が理想とする区画トゥロ・ダン・モタ(小さなモタの丘)から作られたスパークリングワイン。1940年植樹のチャレッロ種を100%使用。熟成期間136カ月以上、4,864本生産の最高峰プレミアム・スパークリングです。日本での販売本数はわずか。コレクター用と言われるほど目にする機会が少ない稀少品です。

■最高峰であるためのこだわり

カバ生産者のデゴルジュマン(澱抜き)職人だったジョゼップ・マタ・カペイェダスが、1924年スペインカバの主要産地ペネデスにあるサン・サドゥルニ・ダノイアで、自ら地下セラーを掘って興したボデガ(ワイナリー)がレカレドの始まりです。創業当初からクオリティにこだわり、現在3代目のトン・マタ氏が受け継ぎ、最高峰の造り手としての立場をより強固なものにしています。

■レカレドの熟成は最低36カ月

100%自社畑のブドウでカバを造るレカレドは、極めて厳格な自主基準を設定し、細部にこだわりをもったワイン造りをしています。その年々の特徴を考慮したブドウを育て、長期熟成がもたらす複雑さや深みを表現するため、全ての製品でグラン・レセルバ規定をはるかに超える36カ月以上の長期熟成をしています。

■ビオディナミ栽培でテロワールを表現

50haある自社畑は、石灰を多く含み砂、粘土、シルトがバランスよく混じりあったローム土壌。10年前からすべてバイオダイナミック栽培に転換、認証も取得。草生栽培により、樹勢をコントロールするほか、土中の酸素や窒素を循環させ土壌の有機質を豊かにするなど、自然の生態系を大事にした農法を長年実践しています。

■ノン・ドサージュ(甘味添加)

使われるブドウは、長期熟成に耐える土着品種のチャレッロが主体。ブドウが持つ酸を大事にしながら、醸造時もSO2の添加は最低限に抑え、甘味添加も一切せず、気品さと繊細さ、深みのある味わいへの追求に邁進しています。

■ルミアージュ(動瓶)

ピュピトル(ワインの澱を集める台)での動瓶は100%手作業。その数なんと35万本です。

■デゴルジュマン(澱抜き)

瓶口を凍らせずに澱抜き作業をするレカレドの熟練技。コルクを外して澱を除き、液体がこぼれるのを最小限にくいとめます。

■良質な天然コルク材を使用

シャンパーニュと同じ瓶内二次熟成方式で作られるレカレドのスパークリング。長期熟成に最適と言われる天然コルクは生産量が限られているため非常に高価です。そのため使用しているの生産者は世界でも数えるほどしかありません。
世界で年間256億本作られるスパークリングワイン。そのうちシャンパーニュ方式のスパークリングは6億本。天然コルクで瓶内熟成しているのは100万本。そのうち60万本はフランスで、残り40万本のうち30万本はレカレドで使用されています。

■カバからコルピナットへ

レカレドは2019年、スペイン代表する6社(現在は9社)とCava(カバ)の団体から離脱。100%有機栽培。収穫はすべて手摘み。熟成は最低18カ月。こうした厳しいまでの高品質志向を掲げ、新たな団体Corpinnat(コルピナット)を結成。2019年以降のボトルにはカバの表記がありません

ほかのレカレド・コルピナット製品
レカレド テレルスブルット デ ブルットパルティクラル もご笑覧ください。

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