■ラ・マンチャの未来を見据えたワイン造り
カステーリャ・ラ・マンチャ州に拠を構える「ボデガス・イ・ビニェドス・ヴェルム」。そのオーナー醸造家エリアス氏のもと、2007年から始まったプロジェクトが「ウルテリオール」。ラテン語で「未来」「新しい土地」を意味するように、代々受け継がれた土地でラ・マンチャの未来を見据えて造られています。
■区画ごとに相応しいブドウ品種を植栽
モンテロ・ファミリーが所有する総面積250haのブドウ畑。標高650mのメセタ(高原台地)にあり、土壌は石灰岩層です。樹齢50年以上の古樹が多く、日照時間が長く年間降水量は250mm以下。この気象条件のおかげもあり、高品質のワイン造りに最良な環境にあります。
ブドウ栽培はすべてオーガニック。45の区画に分けられた畑で、各々の土壌にふさわしいブドウ品種が育てられています。また失われかけていたカスティーリャ・ラマンチャの土着品種を見事復活。収穫されたブドウの半分は、素焼きの大甕(アンフォラ)で熟成しています。
■ウルテリオールが作ったオレンジワイン
革新的で、進歩的で、良心的。そんな彼が、畑にこだわり、品種にこだわって世に出した「ウルテリオール」。先行発売した赤4種・白1種に加え、新たにオレンジワインが仲間入りしました。
柑橘に加え、花やハーブのタッチ。口に含むとフレッシュで酸味が心地良い。後味にほのかにナッツのニュアンスも感じられます。醸造工程も複雑です。黒ブドウのモラビア・アグリアはまず白ワインとして醸造(果皮浸漬なし)。そのマストをアルビージョ・レアルとブレンド。2カ月間その果皮とともに浸漬させます。澱引き後、ステンレスタンクでさらに4カ月。4,500リットルのティナハ(アンフォラ)でさらに6カ月間熟成されます。
他の品種のワインもご覧ください。アルビージョ・レアル(白)。マスエロ(赤)。グラシアーノ(赤)。ガルナッチャ(赤)。ティント・ベラスコ(赤)
■次代のワイン界をリードする醸造家エリアス・ロペス・モンテロ
2018年、権威ある英国のワイン専門誌「Decanter デカンタール」で、スペインワインの風景を変えるワイン醸造家の一人として紹介されたエリアス・ロペス・モンテロ氏。彼の卓越した醸造哲学は、2021年3月にも「Respect by Gaggenau 2021」というヨーロッパのガストロノミー、クラフトマン、ワイン醸造分野における称賛すべき職人としての栄誉も与えられています。
このワインのご購入はコチラ => 特選スペインワイン発見!