■世界最先端にいる醸造家ラウル・ペレス
2014年「世界最優秀醸造家」の栄誉を受け、英国のワイン専門誌「デキャンター」で、ワイン造りの天才と評されたスペインのワイン醸造家ラウル・ペレス氏。名前は知られていても、その存在はミステリアスで、なかなかアポイントが取れない人物で、ワインや彼自身の情報は驚くほど限られています。
私たちが唯一知りうることは、ラウルが造ったワインは恐ろしく旨いということ。そしてスペイン北部のビエルソという産地がこの人物によって、国際市場で評価される銘醸地に押し上げられたという事実です。
■単一畑にこだわった「ラ・ビスカイナ」シリーズ
異なる地でさまざまなワインを作り続けているラウルですが、いま一番力を注いでるブランドが、父親の代からある古い醸造所から生まれる「ラ・ビスカイナ」シリーズです。単一畑にこだわり、それぞれの畑のキャラクターをワインに表現した。氏のワイン造りの真骨頂ともいえるワインです。
４つの区画から収穫されたブドウから、４種のワイン（ポウロサ、グンディニャス、ビトリアナ、ラ・デル・ビボ）が造られる工程は、どれもほぼ同じであるにも関わらず、特筆すべきはそのハッキリした味わいのちがいです。
■ロバート・パーカーが驚いたラウルのワイン
この白ワインはガリシア地方固有の白ブドウ品種ドニャ・ブランカとゴデージョで造られた意欲作。洋ナシや桃など白い果実やシロップ香、干し草など表現力豊かな香りが漂い、口当たりはスムーズで、ほんのりビターな後味と酸味のある後味が余韻として残ります。
パーカーポイント91点。ビエルソワインの新しいステージとして評価を受けています。
「ラ・ビスカイナ」シリーズ の赤ワイン（ポウロサ、グンディニャス、ビトリアナ）もご笑覧ください。
4,840円（税込）
特選スペインワイン発見
