ワインレポート

SOCA-REL (Escrusac)
ソカ・レル エスクルサック

マヨルカの古いブドウ品種エスクルサックを使用

地中海に浮かぶ、温暖なバレアレス諸島のリゾート地「マヨルカ島」。ビニサレムにあるボデガ(ワイナリー)で作られた「ソカ・レル」という名の赤ワインです。使われているブドウは1871年に島で発見されたエスクルサック種。スペイン本土にもほとんど植えられていない黒ブドウで、熟成スピードが遅いのが特徴です。
紅茶のような薄い赤茶色。ほんわかと広がる春の花のような香りとチャーミングな酸味。昆布出汁のような旨味がギュッと詰まった味わい。タンニンは穏やかながら余韻が長いのは、超個性的なブドウのおかげです。

純粋なブドウの木が生み出す純粋無垢なワイン

ソカ・レルとはマヨルカ語で「純粋なブドウの木」。ブドウ畑のオーナーであるペップ・ロドリゲスは、マント・ネグロ、エスクルサックという聞きなれない土着品種を使用。人的介入を可能な限り排し、自然環境に敬意を払ったワインを生産しています。使用している品種エスクルサックは、スペイン本土を探してもないほどの珍品種。日本ではめったにお目にかかることはありません。

■2020年に初お目見え。生産量も非常に少ない

10年以上前にスタートしたベップのプロジェクト。ワインが初めて市場に出たのは2019年。生産本数2000本は、アッという間に完売。とりわけエスクルサック100%のワインは、輝き、エレガンス、緊張感、バランス、余韻の持続性などで市場関係者を驚かせました。
独創的で個性的なスタイル、緻密でデリケートな味わい。もちろんオーガニック認証。ワインはすべて少量生産。多くはまだ地元のDOやPGIのシールもなく、単にヴィンテージと品種を表示しているだけ。しかし、この若いプロジェクトは、地中海の陽光のようにまぶしいほどのエネルギーに満ちています。

このワインのご購入はコチラ => 特選スペインワイン発見!

6,930円(税込)