こちらはロス・ベルメホスのロゼワイン。ランサローテのワイン風味で注目すべき点は、火山特有の香りとそれに呼応したミネラル風味、そして土壌からくる高い酸味。糖分と高いアルコールも、土壌の温度のおかげです。クレーターの中には１本のブドウの苗木しか育てられません。機械が入らないため、1ha当たりの植樹率は200本前後。他のブドウ産地では考えられない効率の悪さです。
栽培される品種は、マルバシア、ディエゴ、ネグラモルなど。他の世界では類を見ないこの島に最も適した品種から作られるワインは、品質の高さから1993年ランサローテのワインは原産地呼称（DO）認定されています。
このロゼで使われているブドウは、リスタン・ネグロ/ Listan Negroで、グラスに注いだ外観は銅色がかったピンク色。ピリッとした赤い果実、スイカの皮や野草のミネラルのアロマ。グラスに注ぐと、メロン、イチゴ、ザクロの香りに柑橘系の酸味が加わり、ミネラルを感じさせ、ピンクグレープフルーツの香りが広がります。口当たりはピリッと爽やかで、一口飲むごとにもっと飲みたいと思うようになります。
3,960円（税込）
特選スペインワイン発見
