ワインレポート

LAYA
ラヤ

スペイン南東部、D.O. アルマンサには、果皮だけでなく果肉もインクのような濃い色をした「ガルナッチャ・ティントレラ」という珍しい黒ブドウ品種があります。赤ワインは通常、果皮から色を抽出するために、ブドウの皮と果汁を一緒に仕込みますが、このガルナッチャ・ティントレラは絞った時点で果汁に色がついているため、非常に色の濃いワインになります。
その一方で、完熟しにくいブドウで、栽培がとても難しい品種です。うまく完熟しないとタンニンが非常に強く、味わいのバランスを保つのが非常に難しいため、ブレンドに使われることが多い。平均樹齢25年超、収穫は手摘み。この品種は若いとパワフルなため、30%モナストレル種をブレンドして円やかさを出しています。熟した果実と花の香り、濃縮感の中にエレガントさも見え隠れ。アルコール度15%なのに、口当たりはフレッシュで、タンニンのバランスもとれています。ラヤは女性の名前で、女性らしいイメージを持つ木葉の絵柄をラベルにしました。 ガルナッチャ・ティントレラを85%使った「ラ・アタラヤ・デル・カミーノ Atalaya del Camino」、ガルナッチャ・ティントレラを100%使った「アラヤ・ティエラ Alaya Tierra」もあります。

1,800円(税込)
特選スペインワイン発見
【関連商品取扱会社】
株式会社 稲葉