ワインレポート

Ibizkus
イビスクス

地中海に浮かぶバレアレス諸島、マジョルカ島の南西にあるイビサ島。少し古い話だが、ヨーロッパのヒッピー文化の中心でした。いまでは観光客に取って代わられたが、なお若者文化が息づいています。
このワインは接ぎ木をしていない古樹から収穫されるブドウ品種モナストレルから造られています。明るい陽光、涼しい海風と湿度、石灰岩粘土や砂質の土壌での有機栽培など、独特なテロワールと栽培法が、このブドウを極めてユニークなオンリーワンの風味に高めています。
なで肩ボトルで、ズシリと重い。ターコブルーのキャップシールとエチケタが目にさやか。地中海の色合いを彷彿させてくれます。香りはカカオとスパイシーな南国果実。色合いは暗めのガーネット。口に含むと、ラズベリーの酸味がフレッシュで、アルコール度は13%ながらフルボディ。時とともにかすかに煮つめたチェリーや黒コショウ、チョコレート味もしてくる。タンニンもほどよく、風土を感じられるのがナイスです。

3,780円(税込)
【関連商品取扱会社】
有限会社ザ・ヴァイン