D.O.ペネデスは、長い間革新的なブドウ畑やワイナリーに関わってきました。1970年代には、スペインで最初のステンレス製の設備を使用して低温発酵をする地域となりました。それ以来ペネデスでは、土地の固有品種とフランス系の品種のブレンドで、優れたモダンなワインが造り続けられています。
この地域の標高や土地の景観、そして微小気候などが、様々な品種の良い成育に役立っています。最近では、在来品種の復活、統合的な有機栽培技術の開発、新しい品種や植栽密度などに関する広範な実験や研究が行われています。地域の主要な町ビラフランカ・デル・ペネデスにはワイン博物館があります。
2013年以来、多くの新しい生産者がD.O.に加わり、それまでスティルワインに比べて生産量の少なかった高品質なスパークリングワインの比重が高まっています。2014年にはこれらのワインに「クラッシック・ペネデス」のブランド名が付けられ、スパークリングワインにより明確な新しい規定が制定されました。「オーガニック」(ペネデス産ブドウのみを使用)と、「レセルバ」(クラッシック・ペネデスを最低15ヶ月セラーで熟成)です。
出典:スペイン大使館経済商務部