ワインレポート

La Solana
ラ・ソラーナ

スエルテス・デル・マルケスはアフリカモロッコの西に浮かぶカナリア諸島テネリフェ島にある家族経営のワイナリー。島の中心部テイデ山(3700m)北側のオロタバ渓谷に広がる急斜面のブドウ畑には、強風が吹きつけ、空気が乾燥しています。水はけがよいこの火山性土壌のテロワールで、当主のジョナタン・ガルシアは、伝統に敬意を払いつつ、ワイン生産に人為的な干渉をできるだけしないワイン造りを実践しています。
この赤ワイン「ラ・ソラーナ」は、北東向きの標高400~520mの場所に位置する、樹齢100年以上の古い地元品種リスタン・ネグロ100%で作られています。火山岩の上に形成された貧弱な土壌で育つ分、ワインにミネラル感と果実味が備わります。ブドウは小さく開いたカーブを描くコンクリートタンクに入れられ低温発酵。手作業で温度管理しながら、500リットルのフレンチオーク樽で発酵を行い、同じ樽で10~12ヶ月間熟成させます。Parkerポイント94点。

4,620円(税込)