DOモンテレイの名前はモンテレイ山に由来し、カスティーリャ語で王の山を意味します。丘の上には要塞跡があり、そこからは、ポルトガル国境近く、マドリードからガリシアへと続く道路の南北に伸びるブドウ畑を見渡すことができます。この地域は、1970年代に暫定でDOとなり、1996年に正式にDOに昇格しました。
ここでもガリシアの他の場所と同様に、土地固有のスタイルのワイン、フレッシュでフルーティーな白ワインと、メンシアから造られる若々しい赤ワインの醸造が、緩やかに復活しています。また、この地域の家族経営の小規模ワイナリーと協同組合のワイナリーには、新しい投資が行われています。ワインの多くはまだバルクで大量販売をされており、土地の固有品種でのワイン造りは初期段階ですが、先駆的なワイナリーではブドウ畑における可能性を示しています。DOはこれをサポートしており、土地の固有品種85%以上で造られたワインには「モンテレイ・スペリオール」というラベル表示を認めています。
出典:スペイン大使館経済商務部