試飲コーナー

スペインワイン、発見!

Viva!スペインワイン

Valencia バレンシア(3)
D.O.ウティエル・レケーナ/ヴァレンシア/アリカンテのワイン

Valencia (4)
Valencia (2)
アド・ガウデ・エレタット Ad Gaude Heretat

Ad Gaude Heretat
アド・ガウデ・エレタット

Cosecha 2006
Bodega y vinedos Heretat de Cesilia
(D.O. Alicante)
アリカンテ

Foodex Japan 2012
《関連商品取扱会社》
日本未発売


二つの自社畑に植栽されたカベルネ・ソービニヨンCabernet Sauvignon種を50%、モナストレル種Monastrellとシラー種Syrahを各20%、プティ・ベルドー種Petit-Verdotを10%使用。と、赤のラベルに大きな文字でブドウ名がドーンとそのまま表記されています。ブドウはすべて手摘みで、選果ベルトでさらに一粒一粒丁寧に選別。10日間の低温マセラシオン、マロラクティック発酵後、フランス樽をメインに18ヶ月熟成を経て、出荷されます。
香りは完熟フルーツの強烈な甘酸っぱさ。バターやナッツ、ハーブ、スパイスなどの風味が、渾然一体となってフルーティな果実味をさらに妖艶にします。ボディはすこぶる緻密なのに、飲み口はマイルドなのです。味わい深く、甘さもあり、飲みやすい。ウマイねえ。こういうの好きだな。

リサーナ Lizana

LIZANA リサナ
Cosecha 2005
Bodega y vinedos Heretat de Cesilia
(D.O. Alicante)
アリカンテ

Foodex Japan 2012
《関連商品取扱会社》
1,580円


上記と同じボデガのワインで、こちらはすでに日本でも販売されています。メルロー種merlotを55%、モナストレル種Monastrellとシラー種Syrahとプティ・ベルドー種Petit-Verdotをそれぞれ15%ずつ使用。エチケタの下のほうに4種にブドウの粒が並んでいました。
グラスに注ぐと、ハッカクの香りがプーンと立ちこめ、ベリー系赤果実特有の爽やかな酸味の競演です。厚みのある凝縮感が口の中にグワッと押し寄せるのですが、口当たりはとても滑らかで、飲みやすい。国際的な賞を5つ獲得ということですが、ま、そういった評価がなくても旨さは十分判ります。

MARQUES de REQUENA

MARQUES de REQUENA
マルケス・デ・レケーナ

GrenReserva 2001
Torre Oria,S.L.
トーレ・オリア
(D.O. Utiel-Requena)
ウティエル・レケーナ

Foodex Japan 2010
《関連商品取扱会社》
・出水商事株式会社
3,700円


1897年ルエダのオリア家がこの地でワインの醸造をはじめて一世紀、バレンシアワインを牽引するリーダーの一つです。1991年以来、スペインの食品会社ナトラ・グループが経営に参加。現在は同グループの傘下に入っています。
テンプラニーリョ種の中でも樹齢の古いブドウを100%使用。色とアロマを抽出するために圧搾後マセラシオンを行い、数ヶ月タンクで寝かし、その後アメリカ産オーク樽で24ヶ月ほど眠りに。そして瓶詰めし、再び熟成。アルコール度は12.5%で、ベリー系フルーツとバルサミコの香りがほのかに立ち上がる。丸みのあるタンニンが好ましくもあります。そしてこの円みを帯びた緻密な味わいこそがグランレセルバでしょうか。味わいは中庸だが、それはそれでイイ。ケレンみがない。過ぎない。「何も足さず、何も引かず」某ウイスキーのキャッチフレーズを思い浮かんだ。

Slcn

SLCN Seleccion
エス・エル・シー・エヌ
Reserva 2004
Torre Oria,S.L.
(D.O. Utiel-Requena)
ウティエル・レケーナ

Foodex Japan 2012
《関連商品取扱会社》
・日本未発売


上記と同様、トーレ・オリアが醸したワイン。長いコルクを抜くと、リコリスやハッカクの香りが漂う。キレイな赤紫色の色調がグラスに映える。エチケタにはブドウ品種が記載されてないが、テンプラニーリョ種主体であろうか…。タンニンは柔らかで、飲み口はきわめてマイルド。赤い液体がビロードのように滑り落ちる快感を味わえます。トースト香もほのかにありますが、主張は穏やかで控えめなのが好ましい。どんな料理にも合いそうですね。
翌日も果実味は衰えず。タンニンは昨日よりむしろ強く感じられる。一本のみ終える頃、ボトルにはオリが残り、舌先にはお約束の黒い刻印が残されるのであります。

LAS OCHO

LAS OCHO
Cosecha 2007
Chozas Carrascal,S.L.
(D.O. Utiel-Requena)
ウティエル・レケーナ

Foodex Japan 2010
《関連商品取扱会社》
・日本未発売


一つ前の"Valencia2"の最後でも、このボデガのワインを紹介しています。結論から言えば、複雑極まりない。というのは、このボデガの畑に植えられたすべてのブドウをブレンド。ボバル(bobal)、モナストレル(monastrell)、ガルナッチャ(garnacha)、テンプラニーリョ(tempranillo)、カベルネ・ソービニヨン(cabernet sauvignon)、カベルネ・フラン(cabernet franc)、シラー(syrah)、メルロー(merlot) の8種類で、もう何がなにやら分かりません。ネーミングの「オチョ」はスペイン語の「8」を意味する。こちらは分かりやすい
。『他とはちがう自分たちにしかできないモノを作りたい』というコンセプトから生れたそうで、すっごく好きか、すっごく嫌いかに別れそう。私は前者で、ホッコリしていて、カシスやリキュール漬けなどの味わいが、めくるめく。ちなみに、3種のブドウをブレンドした白ワインは「ラス・トレス(3)」、4種をブレンドしたロゼワインは「ラス・クワトロ(4)」という名前だそうです。

ERMITA de PETRER

ERMITA de PETRER
エルミタ・デ・ペトレール

Cosecha 2009
Bodegas Bocopa
(D.O. Alicante)
アリカンテ

Foodex Japan 2010
《関連商品取扱会社》
・日本未発売


モナストレル(monastrell)100%使用。白檀のような薬くさい香りがあるけど、飲みやすい。少し乾いた果実、さくらんぼなどの、若々しい果実味と酸味のバランスがなかなかイイ。アルコールのボリューム感があり、カラメルなど味わいは少し複雑。凝縮感があるのに穏やかなんだな、これが。ベリー系の濃い味わいに特徴がある。余談ですが、PetrerとはPiedra(石)のことなんですって…

Maduresa

Maduresa
マドゥレサ

Cosecha 2006
Celler del Roure
(D.O. Valencia)
バレンシア

《関連商品取扱会社》
・ワイナリー和泉屋
4,550円


バレンシア南西部、地中海から50キロほど内陸に入ったところにあるモイシェンMoixent村に位置する、1996年創業のボデガ。標高550mほどの丘陵地に60haの自社畑を所有、粘土質・砂質土壌で、ミクロクリマに恵まれた最適な環境でブドウを栽培しているそうです(佐武さんのブログより)。ブドウの果粒を型抜きしたラベルがユニークですね。使われているブドウは、地元品種のモナストレルMonastrell種はトーゼンとしても、ちょっと珍しいマンドーMando種を加え、さらに外来品種であるシラーSyrah種、メルローMerlot種、プティ・ベルドPetit Verdot種でしっかり脇を固め、絶妙のバランスでブレンドされています。
抜栓すると、スターアニスの香りが心地よい。ちなみに、スターアニスは甘辛い刺激臭で、フェンネル(日本名ウイキョウ)とも似ています。酸味はかなり強いが、二杯目からは熟したベリーの味わいがまさり、より穏やかな落ち着きをみせてくれます。翌日は、穏やかな中に甘さと独特な苦味も加わり、再びイイ感じに。ブレンドの妙といい、ラベルの斬新さといい、家族経営ならではのオリジナリティを追求する姿に、日々進化するスペインワインのイマを感じとることができます。

Laudum

Laudum
ラウデュム

Crianza 2007
Bodegas Bocopa,S.L.
(D.O. Alicante)
アリカンテ

Foodex Japan 2011
《関連商品取扱会社》



二つ上に紹介しているワインとボデガは同じです。こちらは、カベルネ・ソービニヨン種、テンプラニーリョ種、モナストレル種のブレンド。濃いガーネットの色調は透明感がなく、印象としてはかなり黒っぽい。わずかにグラスの周縁部に紫色が残ります。16ヵ月樽熟成させた味わいは、煮詰めたジャムや完熟プラムを思い起こさせますが、酸味の低く、ノドごしはシルクのような滑らかさ。ハッカクや黒い果実のスパイシーさに加えて、なめし皮やコールタールのような消毒薬っぽい後味も。タンニンも粘性も強めで、グラスには涙のあとが何本も現れます。
アルコール度13.5%ですが、かなりインパクトがあり、実際ジワジワ胃腑にきいてきます。翌日はかなりまろやかになり、タンニンもしっかり溶け込んだ感じに。フィルタリングはしているようだが、舌にはしっかり黒ブドウの色素が残ります。

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